最近、高速道路を利用する回数が増えて、
県内、県外に出かけます。
特に県外に出かけた時に思うのが、
前回は工事中だった高速道路が完成していて
移動時間が短くなり便利になったということです。
先日、地元のトンネル工事を見学して来ました。
伊那市の慢性的な渋滞の解消を図る目的で行われ
弊社から車で10分ぐらいの現場です。
トンネルの施工延長が約167mで
見学に行った時は約90mを掘削が完了していました。
トンネルに入る前には騒音を抑制する
大きな防音扉が設置されており
昼夜二交替で朝7時から深夜25時まで
工事を行っているとの事でした。
トンネル内は思ったよりも広く、
重機で作業を行っている様子を見学しました。
特に気になったのは施工管理と安全管理の重要性です。
このトンネルの地質は砂礫層(されきそう)の「土砂山」で
トンネルを掘る地質としては非常に軟弱な地盤であり
トンネル内が崩れたりトンネルの上が沈下する等の
可能性が高い地質です。
そこで、山のわずかな変化を捉えるために、
24時間、0.1mm単位まで計測し
監視を続けているそうです。
トンネル内には警報機があり異常があれば
作業を止めてすぐに退避出来る体制がとられ、
職員に異常を知らせる一斉メールが送信される
システムが整っているとのことでした。
わずかな変化も見逃さないように監視を続けていました。
完成はまだ先になりますが、
このトンネルを通り抜けるのが今から楽しみです。